毎日3時間の雑務から解放される！？ Notion の「AI相棒」が変える新しい働き方

「会議の議事録をまとめなきゃ…」
「今月のデータを整理して報告しなきゃ…」

気づけば”やらなきゃリスト”がどんどん増えて、1日が終わるころには本当に大事な仕事に手をつけられなかった――そんな経験はありませんか？

もしあなたのパソコンの中に、小さな「秘書チーム」が住んでいて、あなたが頼む前から必要な作業を片付けてくれるとしたら…。

そんな未来をぐっと現実に近づけるのが、人気のワークスペースツール Notion（ノーション） が9月18日に発表した初のAIエージェント機能 「Agents（エージェント）」 です。

Notion Agents とは？ ― 頼れる”見えない相棒”

今回「Make with Notion」イベントで発表された Agents は、Notion 初となるAIエージェント機能です。
既存の Notion AI をベースに、より複雑な多段階タスクを処理できるように進化しました。

具体的にできることを見てみましょう。

・会議メモから自動分析・レポート作成
会議の議事録から競合分析レポートやフィードバック用のランディングページを自動生成。
数百ページにわたる最大20分間の作業も処理できます。

・外部ツールとの連携によるデータ統合
Slack、メール、Google Drive など外部プラットフォームからのデータを活用し、バグ追跡ダッシュボードなどを自動作成。

・ページ・データベースの作成と更新
新しいデータ、プロパティ、ビューを使ってページやデータベースを自動で作成・更新します。

これまで「自分で探す・まとめる・配る」といった作業に費やしていた時間を、まるごと Agents に任せられるのです。

従来の Notion は、知識やアイデアを一か所にまとめる「箱」のような存在でした。
けれど Agents の登場で、その箱は単なる保管庫ではなく、24時間働き続ける「小さなオフィス」に変わります。

実際のデモでは、ランディングページへのフィードバック作成と更新、レストラン追跡ツールの作成、会議メモからの分析、競合分析レポートの準備など、多彩な業務を Agents が処理する様子が紹介されました。

Agents は、あなたのすべての Notion ページとデータベースをコンテキストとして活用し、まさにあなたの代わりにタスクをこなしてくれる存在なのです。

現在の Agents は手動でトリガーする必要がありますが、スケジュール実行や自動トリガー機能も近日公開予定です。
また、すぐに使えるテンプレートライブラリも提供される予定です。

エージェントには「プロフィールページ」を設定でき、参考資料の指定方法、出力スタイル、結果の更新場所などを指示できます。
さらに重要なポイントを「記憶」させることも可能で、これらの記憶はプロフィールページで編集できます。

つまり Agents は、ただの効率化ツールではなく、あなたのワークスタイルに合わせてカスタマイズできる「デジタルアシスタント」として進化していく存在なのです。

Notion　が発表した Agents は、単なる新機能ではありません。
それはまるで、あなたのそばに新しい仲間が加わる瞬間のようなもの。

毎日の雑務に追われていた時間を取り戻し、本当に大事なことにエネルギーを注げる。
そんな未来を、Agents は静かに、けれど確実に近づけてくれます。

次にあなたが Notion を開くとき、そこにはただのノートアプリではなく――”ともに働くパートナー”が待っているかもしれません。