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もう加工アプリいらないかも? Instagram にAI編集が搭載されたら世界が変わった

AI

ふとした瞬間の写真

楽しいお出かけ、美味しかったランチ、ふと見上げた空。

「もう少し明るくしたいな」
「背景の人、消せたらな…」
「文字を入れたいけど、ちょっとセンスに自信がない…」

そんなふうに、Instagram に投稿する前に迷ったこと、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

でも、これからはその”ちょっとした迷い”を、AIがやさしく解決してくれる時代がやってきました。


Meta が Instagram に導入した”ちょっと未来”の機能とは?

2025 年10月、Instagram に新しい波がやってきました。
Meta(旧 Facebook)は「Meta AI」と呼ばれる生成AI機能を、Instagram の「ストーリーズ」編集画面に直接組み込むことを発表しました。

これまでも Meta は画像編集機能を提供していましたが、それは Meta AI チャットボットを通じてのみ利用可能でした。
でもこれからは、ストーリーズの編集画面からテキストプロンプトを直接入力するだけで、AIによる編集が可能になります。

新機能は、ストーリーズ画面上部の筆ブラシアイコンをタップすると表示される「Restyle」メニューから利用できます。

たとえば、次のようなことが可能になります:

  • 「追加」「削除」「変更」を選んで、髪の色を変えたり、頭に王冠を追加したり、夕日の背景を挿入したりできる
  • 写真の中の不要なもの(例:ゴミ箱、知らない人の後ろ姿など)を自然に削除
  • プリセット効果を使って、サングラスやバイカージャケットを追加したり、水彩画風のスタイルを適用したりすることも可能
  • 動画の場合は、雪を降らせたり、炎のエフェクトを追加したりできる

言ってみれば”写真・動画編集のプロ”がポケットの中に入っているような感覚です。


「AIに任せる」って、実はすごく人間らしいこと

最新技術と聞くと「難しそう」「自分には関係なさそう」と感じる人もいるかもしれません。

でも、AI編集ツールのすごいところは”プロの技術”を誰でも自然に使えるようにしてくれること。
たとえるなら、料理が苦手な人でも、AIレシピアシスタントが横でやさしく教えてくれるようなものです。

何をどう加工すれば写真がより魅力的に見えるのか?
その判断を、自分で勉強したり、何時間も試行錯誤する必要はありません。
AIが「こうしてみたら?」と提案してくれるのです。

これは「自分らしさ」をもっと自由に表現できるようになる、という意味でもあります。

ただし、注意点もあります。
Instagram で Meta AI を使用する際は、Meta AI の利用規約に同意することになり、あなたの写真や顔の特徴がAIによって分析されます。
規約によると、アップロードした写真について、Meta は「画像内容の要約、画像の修正、画像に基づく新しいコンテンツの生成」を行うことができます。


写真投稿が、もっと”心のままに”できる世界へ

特に Instagram の「ストーリーズ」は、その瞬間の気持ちを気軽にシェアする場所です。
だからこそ、加工や編集に時間をかけすぎるのは本末転倒。

でもこの新機能があれば、気持ちのままに撮った写真を、気持ちのままに仕上げられるようになります。

  • 旅先の美しい風景を、少し幻想的に
  • 雨の日の窓辺の写真を、少し詩的に
  • 友達との笑顔を、もっとキラキラさせて

そんな”ちょっとした魔法”をかけるのに、もう専門知識はいりません。


SNS の未来は「伝えたい」がもっと伝わる世界

Meta は市場での競争力を維持するため、AI機能のアップデートを続けています。
最近では、Instagram ユーザーが投稿に対して気の利いたコメントを考えるのを助ける「Write with Meta AI」プロンプトのテストも行われていました。

また、先月には Meta AI アプリ内に「Vibes」と呼ばれるAI生成動画フィードを立ち上げ、アプリのダウンロード数を押し上げています。
Similarweb の新しいデータによると、10月17日時点でアプリの1日あたりのアクティブユーザー数は 270 万人に達し、4週間前の約 77.5 万人から大幅に増加しました。

さらに、保護者の懸念に対応するため、Meta は今月初め、保護者がAIキャラクターとのチャットを無効にしたり、ティーンエイジャーが Meta AI チャットボットと話し合っているトピックを監視したりできる新しいペアレンタルコントロール機能を導入すると発表しました。

もちろん「AIがやりすぎたら、自分らしさが消えるのでは?」という声もあるかもしれません。
でも実際には、AIは”決めつけ”るのではなく”提案”してくれる存在です。
最終的な選択は、あくまで私たち自身に委ねられています。

つまり、AIは「表現の邪魔」ではなく「表現の味方」。
そう考えると、この新しいツールは、これからの SNS の可能性を大きく広げてくれると思いませんか?


【まとめ】Instagram にAIがやってきた。それは「感性のパートナー」ができたということ。

Instagram の新しいAI編集機能は、ただ便利なだけではありません。

それは、私たち一人ひとりの感性や個性を、もっと自由に、もっと豊かに表現できるようにするための新しい一歩なのです。

「いいね」をもらうためではなく、
「これが今の私」と言える一枚をつくるために。

あなたのスマホにも、そっと魔法が宿る日が、もうすぐやってきます。

参考:Instagram users can now use Meta AI editing tools directly in IG Stories

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