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「もう、ひとりで使う時代は終わり」ChatGPT グループチャット全解禁で、仕事の常識が覆る

AI

ひとりのAIから、みんなで使えるAIへ——その進化がもたらす未来とは?

「AIと一緒に話せたらいいのに」と思ったこと、ありませんか?

職場で「このアイデア、誰かに相談したいけれど上司は忙しそうだし……」とためらったことや、チームミーティングで意見がまとまらず「AIが中立的な意見をくれたらなぁ」と感じた経験はないでしょうか。

そんな、これまでは“ちょっと未来的すぎる願い”と思われていたことが、いよいよ現実のものとなろうとしています。
2025 年11月、OpenAI が新たに発表したのは 「ChatGPT のグループチャット機能」 です。

これまで“1対1”でしか会話ができなかった ChatGPT が、ついに複数人との同時対話をサポートするようになりました。
これは単なる機能の追加ではありません。
AIとの関わり方、そして人と人とのコラボレーションの形を大きく変える「革新」なのです。

グループチャットって、どういうこと?

簡単に言えば、ひとつのチャットルームに複数の人間とAIが同時に参加できるようになったということです。

例えば、チームでアイデア出しのブレインストーミングをしているとき、家族で旅行の計画を立てているとき、あるいは友人と一緒に英語の勉強をしているとき。
そのようなあらゆる場面で、ChatGPT を“もうひとりの参加者”として招き入れ、アイデアや情報をその場で引き出すことが可能になります。

しかも、最新のAIモデルを搭載しているため、知識の広さと理解力は抜群です。
もちろん、グループ内の文脈もきちんと把握してくれるため、会話に自然と溶け込んでくれるでしょう。

どうやって使うの? どこから始める?

現在、このグループチャット機能は無料版を含むすべてのプラン(Free、Plus、Team、Enterprise)で利用可能です。
使い方は非常にシンプルです。

まず ChatGPT アプリや Web 版にログインし「新しいグループチャットを作成」ボタンをクリックします。
そこから招待したいメンバーを選ぶだけで、すぐに会話をスタートさせることができます。

さらに便利な点として、カスタム GPT(個性や目的に応じて調整されたAI)もグループに参加させることが可能です。
「旅行プラン専門の GPT」や「資料作成に特化した GPT」などを、必要に応じてメンバーとして呼び出すこともできるのです。

ただの便利ツールではない、未来の“チームメイト”

この機能の本質は、「効率化」や「時短」だけではありません。
それ以上に、新しいコラボレーションの形を生み出す力を秘めています。

意見が対立した際には中立的なAIがファシリテーターとなり、誰かがアイデアに詰まったときにはAIが柔らかな突破口を示してくれるでしょう。
あるいは、時間がなくて調べ物ができないときに、AIが即座に情報を提供してくれることもあるはずです。

このように、AIが単なる検索ツールではなく“知的な共同作業者”としてグループの一員になる時代が、すでに始まっているのです。

◆ こんな使い方も:AIで「会議の空気」が変わる

実際、OpenAI の公式発表によると、グループチャットは多岐にわたるシーンで活用されています。

プロジェクト会議で議論をまとめる役割としてAIを参加させたり、3人のメンバーとAIでブログ記事やプレゼン資料を共同執筆したり、さらには多言語での会話において翻訳や要約をリアルタイムでAIが補助したりといった使い方がなされています。

特に興味深いのは、AIが場の空気を“やわらげる存在”になっているという点です。
「正解を探す」ことだけを目的とするのではなく「一緒に考えるパートナー」としてAIが受け入れられていると言えるでしょう。

まとめ:AIとの会話は「ひとりごと」から「みんなごと」へ

かつてAIとの会話は、ひとりで画面に向かって行う孤独な作業でした。
けれどこれからは、「チームでAIと会話する」ことが当たり前の時代になります。

AIはもはや単なる道具ではなく、一緒に学び、考え、創造する仲間として私たちのそばにいます。
そんな未来の入り口に、私たちは今、立っているのかもしれません。
グループチャット機能は、その最初の一歩です。

「AIと一緒に、みんなで話す」という新しい体験を、ぜひあなたも試してみてください。

参考:ChatGPT launches group chats globally

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