「ねぇ、これってどういう意味?」
ふと頭に浮かんだ疑問を、あなたは誰に聞きますか?
友人に?
検索エンジンに?
それとも、AIに?
2025 年、Google が提供する「NotebookLM(ノートブック・エルエム)」は、まさに”あなたの思考を支えるAIの相棒”として、新たな進化を遂げました。
今回追加されたのは、AIがあなたのノートを”読み解いて”音声で解説してくれる機能──しかも、76の新しい言語にまで対応が広がったのです。
ノートが先生になる? NotebookLM の魅力とは
NotebookLM は、もともと「自分のメモや資料をアップロードすると、それをAIが理解し、質問に答えてくれる」という画期的なツールでした。
研究論文や授業ノート、会議記録など、あなたがアップロードした情報をもとに、AIがまるで「あなた専属の研究アシスタント」のように働いてくれるのです。
そして今回、その NotebookLM の Audio Overviews(オーディオ概要)機能が76の新しい言語に対応。
AIが資料の内容を要約し、音声で説明してくれるのです。
この機能は昨年すでに導入されていましたが、今回多言語対応が拡大しました。
これって、まるで”ノートが自分に話しかけてくる”ような体験ではないでしょうか?
どう使うの? AIポッドキャスト機能のすごいところ
想像してみてください。
朝の通勤時間にスマホを取り出し、昨日自分が作成した資料をAIが音声で読み上げ、要点を解説してくれる。
通勤電車の中で、資料のポイントが頭にスッと入ってくる……。
たとえば、あなたが大学生なら、自分でまとめた講義ノートをアップロードしておくだけで、AIが試験対策用に要約して話してくれる。
日本語を含む多くの言語でOKです。
忙しいビジネスパーソンにとっても、移動時間が”学びの時間”に早変わりする。
文字を追う時間がなくても、耳からインプットできるのは大きな武器ですよね。
テクノロジーと学びが、もっと「自分ごと」になる時代へ
今回の機能拡張で注目すべきは、新たに「出力言語」オプションが追加されたという点です。
これにより、ユーザーは Audio Overviews を生成する言語を自由に選択できるようになりました。
以前は、アカウントの設定言語に基づいて音声が生成されていました。
例えば、アマゾンの熱帯雨林についての授業を準備している教師は、ポルトガル語のドキュメンタリー、スペイン語の研究論文、英語の研究レポートなど、様々な言語のリソースを生徒と共有できます。
そして生徒たちは、それらの資料をアップロードし、自分の好みの言語で主要な洞察の Audio Overview を生成できるのです。
終わりに──あなたのノートは、もう「読む」ものじゃない
私たちはこれまで「ノートは読むもの」だと思ってきました。
でも、これからは違います。
ノートは「話しかけてくるもの」になっていくのです。
NotebookLM は、まるで”未来の家庭教師”。
しかも、アフリカーンス語、アラビア語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語など、76もの言語で、あなたのペースで、あなたの興味に合わせて話してくれる存在。
ほんの数年前には考えられなかった光景が、いま目の前に現れつつあります。
「AIとともに学ぶ」というより「AIとともに考える」時代へ──。
そんな未来の扉を、あなたもノックしてみませんか?
参考:Google’s NotebookLM expands its AI podcast feature to more languages
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